データ型
「データ型」。。。データの型ってなに?
プログラムでデータを扱うとき、変数に値を代入して処理をすると便利です。
変数に値を代入したときに、代入した値によって変数のデータ型が決まります。
整数型(int)
整数型は整数を格納します。
my_integer = 54
変数 my_integer に 54 を代入すると
my_integer は整数型になります。
浮動小数点数型(float)
浮動小数点数型は、小数点以下の桁数が可変長の実数を格納します。
my_float = 3.14
変数 my_float に 3.14 を代入すると
my_float は浮動小数点数型になります。
文字列型(str)
文字列型は、文字列を格納します。
my_string = "Hello"
変数 my_stringに Hello を代入すると
my_string は文字列型になります。
ブール型(bool)
ブール型は、真理値のTrue(真)とFalse(偽)の2つの値を格納します。
is_true = True is_false = False
変数 is_trueに False を代入すると
is_true はブール型になります。
リスト型(list)
リスト型は、複数の要素を順序付けて格納します。
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
変数 my_list に[ ]を使って 1, 2, 3, 4, 5 を代入すると
my_list はリスト型になります。
タプル型(tuple)
変更できない順序付きの要素を格納します。
my_tuple = (1, 2, 3)
変数 my_tuple に( )を使って 1, 2, 3 を代入すると
my_tuple はタプル型になります。
辞書型(ディクショナリ型)(dict)
辞書型(ディクショナリ型)は、キーと値のペアを格納します。
my_dict = {"name": "John", "age": 30}
変数 my_dict に{ }を使って “name”: “John”と “age”: 30 を代入すると
my_dict は辞書型になります。
集合型(set)
一群の一意(一つに定まった)な要素を格納します。
重複する要素を持たないのが特徴で、要素の順序も保持しません。
my_set = {1, 2, 3}
変数 my_set に{ }を使って 1, 2, 3 を代入すると
my_set は集合型になります。
dictとsetは両方{ }を使うので授業の時ややこしかったです。
データ型の必要性
なんでわざわざ「型」に入れる必要があるの?
「型」が決まっていないと、大変なことになるョ~。
プログラミングで扱うデータには様々な種類があって、変数に代入して処理をすることがほとんどです。
例えば数値型の処理の場合
x=1
y=2
print(x)
print(y)
print(x+y)
# 処理結果
# 1
# 2
# 3
変数xとyに整数の1と2を代入し
代入した1と2、処理結果の3が表示されます。
これが文字列の場合
x="1"
y="2"
print(x)
print(y)
print(x+y)
# 処理結果
# 1
# 2
# 12
変数xとyに文字列の1と2を代入すると
代入した1と2、処理結果の文字列12が表示されます。
文字の足し算は連結になっちゃうのか・・・
Pythonでは変数を宣言する必要がありませんので、簡単に変数に値を代入できますが、データ型をきちんと管理しておかないとエラーが頻発しそうですね。