目次
Java プログラミングの基本的な構造
プログラムの基本構造
ロボ君
Javaの基本構造まとめデス。
ブロック構造
Javaはクラスやメソッドを使ってブロック(ひとかたまりのプログラム)を形成し、その中で変数や演算子、制御構文を使い具体的な処理を行います。
こちらはPythonプログラミングのブロック構造です。↓
Pythonのブロック構造 | 関西AIラボ
Pythonのブロック構造 Pythonのプログラムでは、コードの整理や制御構造の定義にブロックが重要な役割を果たしマス。 ブロックの使い方 ブロックはコードのグループ化の手…
Javaプログラミングはインデントがそろっていなくても実行できますが、基本的に同じように書いたほうがコードが見やすいので、ヒューマンエラーを防ぐことにつながります。
// 最初にクラスの宣言
// クラス { //クラスブロックの始まり
// オブジェクトの属性(フィールド)の設定
// 属性の宣言;
// オブジェクトの振る舞いを表現
// メソッド { //メソッドブロックの始まり
// 具体的な内容
// 条件文とループ
}; //メソッドブロックの終わり
}; //クラスブロックの終わり
クラスとメソッド
Javaプログラムはクラス(Class)とメソッド(Method)から構成されます。
メソッドは処理を単位化してまとめたもので、関数とも呼ばれます。
public class Main { //クラス
public static void main(String[] args) { //メソッド
System.out.println("Hello, World!");
}
}
ルール | コード例 |
---|---|
クラス名はファイル名と一致し、大文字で始まります。 | public class HelloWorld |
public static void main(String[] args) Mainファイルのmainメソッドはプログラム全体の始点のメソッドです。 | public static void main(String[] args) |
ステートメント(文)はセミコロン; で終了します。 | System.out.println("Hello, World!"); |
クラス
クラスはオブジェクトの設計図であり、特定の属性(フィールド)と操作(メソッド)を定義します。
クラスはソースファイル名(PCに保存するファイル名)と同じにします。
// クラス
public class MyClass { // 保存ファイル名 MyClass.java
// フィールド
private String name;
// メソッド
public void sayHello() {
System.out.println("Hello, " + name + "!");
}
}
クラスについてはこちら↓
Javaプログラミングのクラス | 関西AIラボ
クラス(Class) クラスは、オブジェクトの設計図デス。 クラスのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。 同じ処理を繰り返す必要がなくなる 新しい機能や処…
メソッド
メソッドは、プログラムの処理を分割して再利用できるようにする機能です。
public class MyClass {
public static void main(String[] args) {
// メソッドの呼び出し
sayHello();
}
// メソッドの定義
public static void sayHello() {
System.out.println("Hello, world!");
}
}
メソッドについてはこちら↓
Javaプログラミングのメソッド | 関西AIラボ
メソッド(Method) メソッドは処理を単位化してまとめたもので、関数とも呼ばれマス。 処理をメソッド化するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。 同じ処…
変数とデータ型
変数と定数は、int
, String
, double
, boolean
などのデータ型を使用して宣言します。
// 変数の宣言
int number = 10;
String name = "Real";
// 定数の宣言
final int MAX_VALUE = 100;
final String COMPANY_NAME = "Google";
ルール | コード例 |
---|---|
変数はデータ型と一緒に宣言されます。 | int age = 30; |
データ型は変数が保持するデータの種類を示します。 | int (整数)やString (文字列)など |
変数名は識別子で、文字、数字、アンダースコア(_)から構成されます。 | int age1 , String my_name |
値を代入する前に変数を宣言する必要があります。 | int age; |
変数と定数についてはこちら↓
Javaプログラミングの変数と定数 | 関西AIラボ
Javaプログラミングの「変数」と「定数」のルール 変数と定数は、プログラムでデータを保存するために使用されマス。 変数は値を変更でき、定数は値を変更できないという点…
演算子
Java には、算術演算子、比較演算子、論理演算子、代入演算子などの演算子が用意されています。
// 算術演算子
int x = 10 + 20; // x は 30 になる
// 比較演算子
boolean isEqual = 10 == 20; // isEqual は false になる
// 論理演算子
boolean isTrue = true && false; // isTrue は false になる
// 代入演算子
int y = 10;
y += 20; // y は 30 になる
演算子についてはこちら↓
javaプログラミングの式と演算子 | 関西AIラボ
式と演算子 式 (expression) は、式は、変数、定数、演算子、関数呼び出しなどを使用して構成されます。例えば、2 + 3 や x * y などが式です。演算子 (operator) は、式の…
条件文とループ
条件文とループは制御構造を表現します。
if (age >= 18) {
System.out.println("成人です。"); // ageが18以上なら
} else {
System.out.println("未成年です。"); // ageが18以下なら
}
for (int i = 1; i <= 5; i++) { // iが5になるまで繰り返し
System.out.println("回数: " + i);
}
ルール | コード例 |
---|---|
if ステートメントは条件を評価し、条件が真の場合に実行されます。 | if (age >= 18) |
else ステートメントは条件が偽の場合に実行されます。 | else |
for ループは指定された回数の繰り返し処理を行います。 | for (int i = 1; i <= 5; i++) |
Java には、条件分岐の if
, else
, if-else if
, switch
, 繰り返し処理の for
, while
, do-while
などの制御構造が用意されています。
// 条件分岐
int x = 10;
if (x > 0) {
System.out.println("x は正です。");
} else {
System.out.println("x は負です。");
}
// 繰り返し処理
for (int i = 0; i < 10; i++) {
System.out.println(i);
}
制御構文についてはこちら↓
Javaプログラミングの制御構文 | 関西AIラボ
制御構文 制御構文はプログラムの流れを管理し、条件に応じてコードを制御しマス。 主要な制御構文 if-else文 switch文 for文 while文 do-while文 1. 条件分岐(if-else文…
繰り返し処理についてはこちら↓
Javaプログラミングの繰り返し処理 | 関西AIラボ
Javaプログラミングにおける繰り返し処理とは、ある条件が真となっている間、ブロック内の処理を繰り返し実行する処理のことです。 Javaの繰り返し処理 主に、for文、while…
条件分岐についてはこちら↓
Javaプログラミングの条件分岐コード | 関西AIラボ
条件分岐とは、ある条件によって処理を分岐させる処理のことデス。 条件式が真の場合に処理Aを実行し、偽の場合に処理Bを実行する、といったように、条件に応じて異なる処…