Javaプログラミングの制御構文

Javaプログラミングの制御構文
目次

制御構文

ロボ君

制御構文はプログラムの流れを管理し、条件に応じてコードを制御しマス。

主要な制御構文

  • if-else文
  • switch文
  • for文
  • while文
  • do-while文

1. 条件分岐(if-else文)

if-else文は、条件によって処理を分岐させる構文です。

if (条件) {
    // 条件が真の場合のコード
} else if (別の条件) {
    // 別の条件が真の場合のコード
} else {
    // どの条件にも合致しない場合のコード
}

ifで条件を指定し、条件が真の場合に処理する内容を指定していきます。
最後にどの条件にも合致しない場合のコードを書いておきます。

// 整数が偶数かどうかを判定する
int number = 10;

if (number % 2 == 0) {
  System.out.println("偶数です。");
} else {
  System.out.println("奇数です。");
}

2. スイッチ文(Switch文)

switch文は、複数の条件を比較して処理を分岐させる構文です。

switch (式) {
    case 値1:
        // 値1に合致する場合のコード
        break;
    case 値2:
        // 値2に合致する場合のコード
        break;
    default:
        // どの値にも合致しない場合のコード
}

switchで条件を指定し、caseで値に合致するかを判定していきます。

りある

条件がたくさんあるときに、わかりやすく書けるなぁ。

// 曜日を判定する
String day = "月曜日";

switch (day) {
  case "月曜日":
    System.out.println("月曜日です。");
    break;
  case "火曜日":
    System.out.println("火曜日です。");
    break;
  default:
    System.out.println("それ以外の曜日です。");
}

3. ループ(for文、while文、do-while文)

for文

for文は、繰り返し処理を行う構文です。

for (初期化; 条件; 更新) {
    // 条件が真の間、コードを繰り返し実行
}

forで初期化や条件文などを指定し、ブロックの中にあるコードを繰り返します。
配列を扱う際によく使われます。

// 1 から 10 までの数を表示する
for (int i = 1; i <= 10; i++) {
  System.out.println(i);
}
while文

while文は、条件が真の間、繰り返し処理を行う構文です。

while (条件) {
    // 条件が真の間、コードを繰り返し実行
}

whileで条件を指定し、条件が真の間、ブロックの中にあるコードを繰り返します。

// 1 から 10 までの数を表示する
int i = 1;

while (i <= 10) {
  System.out.println(i);
  i++;
}

do-while文

do-while文は、条件が真の間、繰り返し処理を行う構文です。
ただし、条件が偽になっても、少なくとも 1 回は処理が実行されます。

do {
    // コードを実行
} while (条件);

doからwhileの間にあるコードを条件が真の間繰り返します。

りある

少なくても1回は中のコードが実行されるのがポイント。

// 1 から 10 までの数を表示する
int i = 1;

do {
  System.out.println(i);
  i++;
} while (i <= 10);

制御構文のまとめ

構文説明
if-else文条件によって処理を分岐させる
switch文複数の条件を比較して処理を分岐させる
for文繰り返し処理を行う
while文条件が真の間、繰り返し処理を行う
do-while文条件が真の間、繰り返し処理を行う (少なくとも 1 回は処理が実行される)

制御構造の例

以下はこれらの制御構造を使用したJavaプログラムの例です。

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        int x = 10;

        // 条件分岐
        if (x > 5) {
            System.out.println("xは5より大きい");
        } else {
            System.out.println("xは5以下");
        }

        // スイッチ文
        switch (x) {
            case 5:
                System.out.println("xは5です");
                break;
            case 10:
                System.out.println("xは10です");
                break;
            default:
                System.out.println("xは5でも10でもない");
        }

        // forループ
        for (int i = 0; i < 5; i++) {
            System.out.println("iの値: " + i);
        }

        // whileループ
        int y = 0;
        while (y < 5) {
            System.out.println("yの値: " + y);
            y++;
        }
    }
}

実行結果↓

xは5より大きい
xは10です
iの値: 0
iの値: 1
iの値: 2
iの値: 3
iの値: 4
yの値: 0
yの値: 1
yの値: 2
yの値: 3
yの値: 4

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