Javaプログラミングにおける繰り返し処理とは、ある条件が真となっている間、ブロック内の処理を繰り返し実行する処理のことです。
Javaの繰り返し処理
主に、for文、while文、do-while文の3つの方法で繰り返し処理を行いマス。
for文
for文は、指定した回数だけ処理を繰り返す場合に使われます。
for文の構文は以下のとおりです。
for (初期化式; 条件式; 変化式) {
// 繰り返しの中で実行される処理 ...
}
初期化式は、繰り返しの最初に実行される処理です。
条件式は、繰り返しが実行されるかどうかを判断する条件式です。
変化式は、繰り返しの実行ごとに実行される処理です。
例1:
for (int i = 0; i < 10; i++) {
System.out.println(i);
}
このコードでは、変数i
の値を0から9まで1つずつ増やしながら、変数i
の値を出力します。
↓実行結果
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
while文
while文は、条件式が真となっている間、ブロック内の処理を繰り返し実行します。
while文の構文は以下のとおりです。
while (条件式) {
// 繰り返しの中で実行される処理 ...
}
条件式が真である限り、ブロック内の処理が繰り返し実行されます。
偽の場合、処理はされません。
例2:
int i = 0;
while (i < 10) {
System.out.println(i);
i++;
}
このコードでは、変数i
の値が10より小さい間、変数i
の値を出力します。
↓実行結果
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
int i = 10;
の場合、System.out.println(i);
は処理されません。
do-while文
do-while文は、条件式が真となっている間は、ブロック内の処理を繰り返し実行します。
do-while文の構文は以下のとおりです。
whileといっしょやん?
条件が偽の場合でも、1回は処理されマス。
do {
// 繰り返しの中で実行される処理 ...
} while (条件式);
条件式が真である限り、ブロック内の処理が繰り返し実行されます。
ただし、do-while文では、条件式が偽の場合でも少なくとも1回はブロック内の処理が実行されます。
例3:
int i = 0;
do {
System.out.println(i);
i++;
} while (i < 10);
このコードでも、変数iの値が10より小さい間、変数iの値を出力します。
実行結果は例2と同じですが、int i = 10;
の場合でも、System.out.println(i);
は1回処理されます。
↓int i = 10;
の実行結果
10
繰り返し処理のまとめ
Javaプログラミングにおける主な繰り返し処理は、for文、while文、do-while文の3つの方法があります。
for文は指定した回数だけ処理を繰り返す場合に、while文は条件式が真となっている間処理を繰り返す場合に便利です。
以下に、繰り返し処理の表をまとめます。
方法 | 構文 | 説明 |
---|---|---|
for文 | for (初期化式; 条件式; 変化式) { 処理; } | 指定した回数だけ処理を繰り返す |
while文 | while (条件式) { 処理; } | 条件式が真となっている間処理を繰り返す |
do-while文 | do { 処理; } while (条件式); | 条件式が真である限り処理を繰り返す |