Pythonのブロック構造
Pythonのプログラムでは、コードの整理や制御構造の定義にブロックが重要な役割を果たしマス。
ブロックの使い方
ブロックはコードのグループ化の手法で、関連するステートメント(手続きや命令、宣言文など)をまとめます。
主要な制御構造(条件分岐、ループ、関数、クラス)で使用されます。
インデントによるブロックの定義
インデントって、見た目がよくなるだけじゃないの?
インデント(空白文字)は、Pythonでブロックを定義するために重要デス。インデントの量でブロックの階層が示されマス!
ブロック構造の例
if 条件:
# ブロック内のコード
print("条件が真の場合、このコードが実行されます")
else:
# ブロック内のコード
print("条件が偽の場合、このコードが実行されます")
print(“”)の前にインデントが無いとIndentationError:(プログラムの前に不要な空白があったり、必要な空白がない)というエラーになります。
コロン(:)の役割
Pythonでは、コロン(:)を使ってブロックの開始を示します。
コロンの後にインデントされたコードをブロック内に書きます。
ブロック構造の具体例
def my_function():
# 関数本体のブロック
print("関数内のコード")
for i in range(5):
# ループのブロック
print("ループ内のコード")
ネストされたブロックの扱い
Pythonでは、ブロックをネスト(入れ子構造)することができます。
ネストされたブロックは親ブロック(左からのインデントが少ない直前のブロック)内に配置されます。
ネストされたブロックの例
if 条件:
# 外側の条件ブロック
if 別の条件:
# 内側の条件ブロック
print("ネストされたブロック内のコード")
# 外側の条件ブロック
print("ブロック内のコード")
制御構造とブロック
Pythonの制御構造はブロックと密接に関連しており、以下は主要な制御構造です。
リンクは制御構造の説明です。
条件分岐(if文)のブロック構造
条件分岐(if文)では条件式に基づいて特定のブロックを実行します。
条件が真の場合、対応するブロックが実行されます。
if 条件1:
# 条件1が真の場合のコード
elif 条件2:
# 条件2が真の場合のコード
else:
# どの条件も満たされない場合のコード
ループ(forループとwhileループ)のブロック構造
ループ(forループとwhileループ)は繰り返し処理を行うための制御構造で、ループの本体がブロックとして定義されます。
for 要素 in 変数:
# ループ内のコード
while 条件:
# ループ内のコード
関数定義のブロック構造
関数を定義すると、関数本体もブロックとして定義されます。
関数内のステートメント(一つ一つの手続きや宣言・命令文)はインデントによって関数の一部として扱われます。
def my_function():
# 関数本体のブロック
print("関数内のコード")
クラス定義のブロック構造
クラスを定義する場合、クラスのメソッドや属性もブロック内に定義されます。
もちろん、クラス内のネストされたブロックもクラスの一部です。
class MyClass:
# クラス本体のブロック
def __init__(self):
# コンストラクタのブロック
self.data = []
def my_method(self):
# メソッドのブロック
print("メソッド内のコード")
Pythonのブロック構造はコードの可読性と保守性を向上させマス。
読みやすくて、変更しやすいってことだね。